アラバール。

December 22nd, 2005

「わしもまた裸になり、お前に鞭打ってもらわねばならんのだ、
あばずれの牝犬めが。」
    『建築家とアッシリアの皇帝』宮原庸太郎 訳、思潮社


1967年に初演されたフェルナンド・アラバールの
不条理劇です

劇の中でいくつもの劇が行われ、
始まりと終わり、劇と現実が交錯してゆく。

笑いが恐怖に変わる、
喜劇の形を借りたグロテスクな劇。
「奇劇」というのが正しいかも知れません


戯曲を読んだだけなので
わかりにくい箇所もあり、
やっぱ実際この劇を観たいと思いました

けどこんな奇怪な劇を
演じ切れる役者が本当にいるのでしょうか?

‥‥不条理劇ってだけでむつかしいのに!


ほんのちょっと劇やっただけなので
えらそうなことは言えませんが、
まずセリフ覚えからしてキツいと思う。

だって、何の脈絡もないようなセリフが
がんがん続くのです

意味のきちんとつながったセリフ10行でさえいっぱいいっぱいだった僕には
到底むりな芸当です。。。

未来のイヴ

December 11th, 2005

「ところがこれは、《自然》の自惚れの鼻をへし折ってやるために、
科学の力で作り上げた、精妙な物質の合成物なのです」
      『未来のイヴ』ヴィリエ・ド・リラダン 著、齋藤磯雄 譯


息を飲むほど美しい恋人に宿っていたのは、
卑劣で醜い魂。
苦悩し、自殺すら考えるイギリスの貴族エワルドに
稀代の発明家エディソンが見せたのは
彼女そっくりの人造人間だった

というはなし。
卒論のネタのひとつです

l'Eve Future

作者リラダンが『未来のイヴ』で語るのは
人間と機械の間で苦しむ青年の姿ではありません。


老いることのない人工皮膚の作りかた、

機械であることを感じさせない優雅な物腰のタネ、

いかにして機械が人間と自然な会話を行うのか


彼がとうとうと語るのは、
エディソンの作り出した“幻”の精巧さと、
緻密に練られたその仕組み
ただそれだけです。

なのに背中に走るこの戦慄は、
いったいどこから来るものなのか

そしてどこまでが科学で、
どこからがフィクションなのか


リラダンの紡ぐ情景の圧倒的な美しさが、
齋藤磯雄の荘厳な翻訳によって
より純度を増して迫ってきます



寒い夜、コタツにもぐって
こんな重厚な
歴史的名著に触れるのも、乙じゃね?

フギってゆうとあれですか、愛新覚羅溥儀のことですか?

December 3rd, 2005

昨日の話の続きですが、
そしたらやっぱ

エロサイトも国会図書館(←計画の中心)に
保存されるのかな

…もんもん。。


ちなみに国会図書館には
「国内で刊行されたすべての本が所蔵されている」だけあって、

エロ本も全て揃ってます。

興味のある方は好きなエロ本の名前で
検索してみて下さい↓
国立国会図書館 NDL-OPAC