現代能楽集VI 『奇ッ怪 其ノ弐』

August 22nd, 2011

世田谷パブリックシアターにて、
現代能楽集VI 『奇ッ怪 其ノ弐』を観てきましたよ。

板の間とそこに空いたいくつかの穴。
斜めにつくられた廊下を、これがヤオヤか!と
感心するのもそこそこに、
現われたるは幽霊たち。
開演前からそれは始まっていたのでした。

生と死、現在と過去、語り手と演者、ファンタジーと現実を
縦横無尽に行き来しながら語られるストーリーは
日常の少し先。
背筋がゾッとするのはそれが幽霊だからではなく、
それが観客も踏み入れかねない、日常の延長だからに他なりません。
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『瞳の奥の秘密』

September 27th, 2010

ひさびさに重苦しい映画を観ましたよ。
『悪人』はあんま刺さんなかったけど、今日観た『瞳の奥の秘密』はヒットでした。

あくまで愛と罪に中心を置いた、ディープな人間ドラマを魅せながら、程良く配された伏線がラストシーンの心地よさを演出して、重さと爽快さと居心地悪さとが絶妙にまぜこぜにされた後味を残してくれました。

ヘア&メイクの妙も見ものです。

25年前の事件と今を交互に見せるストーリーなんだけれども、登場人物が歩んだ時間の流れをヘア&メイクできっちり表現しているから、過去と現在とを混同せずに話についていけたし、
同時に時の重みも感じることができましたよ。


ちょっとネタばれ。

心に残ったのは「記憶は都合のいいほうを選べ」とかなんとか言うせりふです。
確かにそう、と思った直後に、むしろ人は既にそうやって生きている、ということに思い当たったからです。
そのほうが幸せだしね。
端的な言葉で見透かされた感じで、ちょっと衝撃でした。

一見の価値ありだぜ、『瞳の奥の秘密』!

空色いぬくんと虹色カエルちゃんのヘンテコ大冒険

December 27th, 2009

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高円寺でやっていた『ちきゅうばこ』という劇を観てきましたよ

いつもはストリートでパフォーマンスをしている
パントマイマー、
ダンサー、
マジシャン、
もう何と呼んだらいいかわからない表現者など
アーティストたちの個性がファンタジーで煮込まれたうどんって感じ

ストーリーや演技力よりは、
創意工夫に富んだ演出と身体表現で魅せる劇
劇場ぜんたいが上になったり横になったり、ダイナミックな劇だったぜ!
やー世の中、いろんな舞台があるもんだ